アウォード2016エントリー

活動名

小野寺 達弥 さん(更別村)[北海道]

若者が地域に根付く、住民主導による学生受入れ町おこし!

活動概要

若者の人口流出、農家の人手不足、地域行事等の担い手不足。これらの課題を解決するため、住民有志で協議会を設立。
田舎暮しや農業を志す学生は、無料で離農住宅の田舎暮しを満喫して農業体験の実務研修を受ける。研修期間以外は、地域行事に参加し町を盛り上げ、特産品開発にも挑戦する。
全国から訪れる大学生が「第二の故郷」として根付くことを目標とし、大学生、農家、地域住民全てがWinWinとなる町おこしを実現。

きっかけとあゆみ

ある意見交換会で大学生と出会い、田舎暮らしや農業を希望する学生が増加するなか、学生と農村地域双方に何か良い取り組みができないか相談を受けたことがキッカケとなる。
大学生との連携や地域での受け入れ方法を検討のうえ、住民有志による協議会を設立し、協議会にて農業体験研修の受け入れ管理等を行う。
農家は、繁忙期の深刻な人手不足を、大学生の農業研修によって解消できることから協議会運営費を負担し、協議会にて学生たちの滞在費(旅費交通費、家賃、水道光熱費、食費、地域交流費等)を確保する。これにより学生たちは無料で農業研修を受けることができる。また多くの学生が地域に滞在することは、消費額の増加や活気づくりに有効であるため、休日等には様々な地域行事への参加機会を提供し、住民と積極的な交流を図っている。
学生たちの滞在(約2ヶ月)により、農家及び地域住民にも町を元気にしたいとの意識が強くなり、更なる発展も期待されている。
この取組みは地元新聞社でも取り上げられ、研修希望校は3校に増え、また近隣市町村からも連携の問合せがあり、広域での検討も進めている。

アピールポイント

(1)成果・効果

大学生の農業に対する熱い想いに地域住民が応える、農業繁忙期の人手不足を解消できる、行政からの補助金を受けずに健全経営できる、そして何より嬉しいのは大学生たちが「更別村を第二の故郷」として、農業研修以外の期間にも訪れてくれることである。また大学生たちによる特産品開発の要望もあり、地域活性化の突破口として、さらには農業者の担い手不足にも貢献したい。 実績~平成27年度 大学2校9人参加 受入農家9戸  平成28年度 大学3校15人参加 受入農家12戸

(2)チャレンジ性

地域住民の賛同者を集めるのに大変苦慮した。 当初は、役場内で協力者を模索したが実現は難しい、忙しくて無理との反対意見が多く、職場内での協力者確保は難しいと判断し、個人活動にて住民との直接連携に踏み切った。住民主体での取り組みは過去に例が無いため、休日ごとに農家等に訪問説明し、住民有志による協議会を設立した。農業研修が主体となるが、商工業企業の賛同者も得られた意味は大きい。

(3)協働性

農業研修(畑作、酪農)を受ける学生の真剣な眼差しに、農家との信頼感が生まれ、農家自らが行動する協働と連携が進んでいる。また学生たちの様々な行事参加(夏祭、秋祭、各イベント、チーズづくり体験等々)により、地域住民との信頼感も生まれ商工業企業からも応援を受けている。この取り組みにより地域全体が自らの町を元気にしたいという想いが生まれており、年齢や業種を問わず連携できた協働の成功事例である。

(4)持続性

学生たちが農業研修のみならず、地域住民と交流することが成功の要因であり、更別村を第二の故郷と意識されてきた。学生たちは、既に他大学との連携により平成29年度計画にも着手し、継続できる体制づくりを進めている。 協議会についても賛同者は増加しており、また他市町村から連携を要望する相談も受けている。将来的には、広域連携も視野に入れ、法人の立ち上げも検討する予定である。

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