アウォード2016エントリー

活動名

井上 元昭 さん(嬉野市)[佐賀県]

地域コミュニティサポーターチームによる「ガレージ朝市」支援

活動概要

 耕作放棄地や家庭菜園で栽培した農産物の販売を、元タクシー会社の跡地を利用したコミュニティセンターで、車庫の名残の大屋根の下、「ガレージ朝市」と名付けて、月に1~2度開催している。野菜などを作る喜び、売る喜びは高齢者に元気を与え、買い手との交流は楽しみとなっている。当該コミュニティは他地区と較べて範囲が広いので、遠隔地には送迎バスを派遣し、出品者及び購入者の利便性の向上を図っている。

きっかけとあゆみ

 嬉野市においては、平成21年度から小学校区を範囲とする住民組織である「地域コミュニティ」を立ち上げている。住民自らが行政と協働して、安心・安全で住よいまちを造り上げることを目的としており、市の職員は全員居住地区を中心に市職員サポーターチームを組織し、構成団体のひとつとしてコミュニティに参加している。
私はそのひとつである「轟・大野原地区地域コミュニティ」に平成23年の発足時から市職員サポーターとして参加している。当コミュニティは、自主防災組織活動や美化活動、その他多くの事業に活発に取り組んでいるが、そのひとつとして地域づくり部会が取り組んだ「ガレージ朝市」には、平成27年2月第1回目の立ち上げから開催に関わってきた。活動内容としては企画立案をはじめとして、現場でのコンテナやコンパネを使った会場設営、出品者の値付けの手伝い、時には家族が栽培した野菜などの出品も行った。出品数、来場者数も徐々に拡大しつつあり、新鮮な朝取り野菜は地域の消費者に好評で、開催日には売場に並ぶのが待ちきれない状態となることもある。さらにサービス向上や活性化のために新たな仕掛けなども考えていきたい。

アピールポイント

(1)成果・効果

 高齢者が家庭菜園などを使って野菜を作ることやそれを売ることが楽しみであるという声が聞けるようになった。体を動かしたり、購入者との交流は、健康増進に繋がると思われる。また、地区内の生産者や購入者が集まるふれあいの場ができたことで、コミュニティ活動全般の活性化に結び付いた。

(2)チャレンジ性

 当コミュニティは、二つの小学校区の合併地区であり、その地区は広範囲に及ぶ。標高がある上にセンターまで距離がある地区の高齢者を対象にバスによる送迎を今年度は行っている。出品者の利用も可としており、交通弱者への対策としている。

(3)協働性

 地域コミュニティの各種活動には、市から地域コミュニティ交付金が交付されている。地域住民が策定した「地域計画」に記載のメニュー事業の経費に充てるが、市と十分に協議した内容となっており、市も尊重、支援することを原則としている。この朝市も交付金をベースに、必要に応じてその他補助金などを活用しながら運営している。

(4)持続性

 出品者、購入者数の増加が見られるなど、地域のニーズに応えた事業となっていると感じる。この状態が続くことが持続性に結び付くが、ニーズとのずれなどの防止のためのアンケートの実施や先進地事例などを参考に常に活性化を心掛けたい。

投票する

※投票するためにはFacebookにログインしてください。