アウォード2016エントリー

活動名

大西 知芳 さん(林野庁)[京都府]

環境教育で人づくり「そそのかし屋は今日も人と人をつなぐ」

活動概要

職務とボランティア活動の両面で実施してきた森林環境教育活動に広がりを持たせるため、京都府南部の環境教育団体等が集まって環境教育のネットワーク団体を平成24年に設立。順調に事業を展開するも事業実施が目的化したため、人のやる気を奮い立たせ、背中を押す「そそのかし屋」にシフトチェンジ。「思いを形にする」ために必要な人と人とをつなぎ、時には一緒に参画して「人・自然・地域を愛する人づくり」を目指しています。

きっかけとあゆみ

 職務を通じて実施してきた森林環境教育活動を自身の地元に広げるため、京都森林インストラクター会に所属して活動を開始。森林と人とをつなぐ技術の向上を図るために環境教育の手法を学び始めたところから環境教育全般の分野に活動範囲を拡大。自身のスキルアップのために参加した研修で京都府南部における環境教育活動の問題点を有志と議論し、環境問題を解決するためには人づくりが大切と共有、基本コンセプトを「人・自然・地域を愛する人づくり」として平成24年6月に京都やましろ環境教育ネットワークを設立。会長や事務局長を歴任する中、人材育成事業や出張教室,ネットワーク交流事業(やま環カフェ)を開催し、平成26年度には京都府立木津川運動公園での環境教育事業を受託するまでに至ったが、事業実施に奔走し、本来の目的を見失いがちになったため、事業は構成団体に任せ、ネットワークの強みを活かして人と人をつなぐことへシフトチェンジ。以来、熱意のある人を「そそのかし」、「思いを形にする」お手伝いとして人と人をつなぎ、時にプロジェクトに参画しながら「人・自然・地域を愛する人づくり」の実現を目指している。

アピールポイント

(1)成果・効果

ネットワーク交流のノウハウの蓄積により人と人をつなぐ仕掛けが様々な方法で可能となった。その結果、地元若手農業者を自然農の輪でつないだり、市役所の環境担当者と環境活動家をつなぐ交流カフェを開催して協働事業の足掛かりに、マンネリ化した環境教育ミーティングに人材を送り込んで立て直しを図る、行政とNPOをつなぐことに腐心している人と協働して日本最大の環境教育ミーティングでワークショップを開催するなど思いを形にして人を育てることが実現しつつある。このノウハウを生かして、公務でも行政と企業をつなぐえんたくんミーティングを開催し、鹿害を防ぐ樹木の保護についてアイデアを出し合って製品を開発中である。

(2)チャレンジ性

ネットワーク団体としてのコンセプトを維持しつつ、その役割について議論と試行錯誤を繰り返し、熱意のある人を応援する意味で「そそのかし」、相乗効果を期待して人と人をつないでいる。また、つないで終了ではなく、自ら参画してプロジェクトを遂行することも行っており、なら環境教育ミーティングの企画と清里ミーティングでの行政とNPOをつなぐワークショップ開催が進行中である。

(3)協働性

京都やましろ環境教育ネットワークは構成団体の中から10名を募って運営委員会を開催しており、運営自体が協働の賜物であるほか、人と人をつないだ協働の例として「きづがわ交流カフェ」では木津川市役所と京都府地球温暖化防止活動推進センターとの協働開催、なら環境教育ミーティングはNPO法人環境ネットワークなら、清里ミーティングは自然倶楽部I(アイ)との協働事業となっている。

(4)持続性

京都やましろ環境教育ネットワークは任意団体であるが、会則を定め、年度毎の経理決算を行うなど組織として継続的なものとな るように整えるとともに、定期的に運営委員会を開催し、組織の方向性とプロジェクトの進捗等を確認している。また、全てのプロジェクトは事後評価を行い、質の維持に努めている。

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