アウォード2016エントリー

活動名

野村 和義 さん、和田 真人 さん(豊明市)[愛知県]

空き店舗を活用した地域活性化プロジェクト~EGAO家~

活動概要

 地域活性化を目的に、市職員が発起人となってシャッター商店街の空き店舗を借りる。「末広がり・無限の可能性」を合言葉に、地元行政区、商店街、大学、NPO等を巻き込み2015年秋に活動がスタート。関係者が協力して運営費を出し合い、地域を元気にし、笑顔を創出する場として、「EGAO家(えがおや)」と名付け、様々な活動を実施。参加者は、半年間で0歳から90代まで延べ1,100人を超えている。

きっかけとあゆみ

「運命を感じた8,888円」
  消防団やJC、伝統芸能祭りなど、別々な所で地域活動をしていた二人が、人事異動により偶然同じ部署に。すぐに意気投合し、一緒に活動をスタート。最初は、「学びの会」という勉強会を立ち上げ、英会話やワインなどの講座を開催し、市内外の自治体職員や様々な業種の人と交流する場をつくり、人の輪を広げた。
  その中で、地元商店街の金物屋さんと繋がり、私たちのまちでもシャッター商店街が増えていることについて語り、危機感を感じる。その時の飲食代が8,888円だったことから、「末広がりに無限!これはやらねば!」と運命的なものを感じ、商店街活性化の取組みを決意。
  実際に空き店舗を借り、市職員が地域に飛び出し、思いついたことを何でもやってみる場、そして地域を元気にし、笑顔を創出する場として、この場所を「EGAO家」と名づけ、2015年秋から活動がスタート。
  地域を巻き込むために有志を集めて運営協議会を設立。行政区や商店街などが一致団結し、地域活性に向けた様々な取組を実施している。

アピールポイント

(1)成果・効果

 5年間空き店舗だった場所を拠点として整備。内装には、老朽化により解体された野外教育センターの廃材を利用。小中学生が30年以上前から宿泊してきた友好都市での思い出を残せるよう、看板や机が飾られている。また、地域連携では、近隣の大型スーパーと商店街がWIN-WINの関係を築けるよう、行政区を加えた3者間で「連携協力に関する包括協定」を締結。情報発信やイベント開催などで連携。賑わいが生まれたことで隣の空き店舗に接骨院が入居し、空き店舗削減の一助に。4月~9月の半年間で、0歳から90代まで延べ1,100人以上がEGAO家を訪れている。

(2)チャレンジ性

 1分でも長くシャッターを開けることを目標に、空き店舗の利用を平日午前、平日午後、夜間休日の3部制とした。平日午前は、地域の人が気軽に集まり、コーヒーを楽しむサロンとして週5日活動。平日午後は、商店主が講師となりプロならではの知識や情報を提供する匠講座を実施。眼鏡店による補聴器体験や、金物店による包丁の研ぎ方講座などを開催。夜間休日は、何でもやってみる場として、市職員の自主勉強会、ダンボールでピザ作り、子どもの五感を育てる遊び、24時間イベントを実施。普段、商店街に足を運ばない人も多く訪れた。

(3)協働性

 市職員だけでなく、商店主、NPO団体などが主要メンバーに加わり、行政区、商店街、老人会、大学等の参画を得て「EGAO家運営協議会」を設立。地域一丸となって活動を支える体制ができた。また、藤田保健衛生大学の「アセンブリ事業教育」として連携。将来医療の専門職が社会貢献に必要なスキルを身につける場として、学生が空き店舗で活動すると単位取得できる仕組みもできた。

(4)持続性

 利用者が増えたことで、自主的なサークル活動や運動教室が始まり、主要メンバーの負担なく活動している。また、運営協議会メンバーで必要な経費を出し合うことで、地域で支える持続可能な運営スタイルができた。

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