アウォード2016エントリー

活動名

池袋 耕人 さん、西 博之 さん(宮崎市)[宮崎県]

ごみ拾いからはじまる地域イノベーション「宮崎ベースキャンプ」

活動概要

「ごみ拾いを通じて地域の課題解決」を使命に、2015年に市職員を中心として「宮崎ベースキャンプ」を設立。市民と共に月2回のごみ拾いを実施(計720人参加)。参加者らとの対話から、「みんなで朝ごはん」、親子が共に学ぶ「読み聞かせ」、挑戦と夢を語る「夢プレゼン大会」、学生と社会人が“働くこと”を学ぶ「ジョブカフェ」などを創出。ごみ拾いがコミュニケーションの場となり地域の課題解決に発展している。

きっかけとあゆみ

 2014年に、部局横断で空き家の利活用を検討するプロジェクトチームが組織された。中心市街地の空き店舗解消策を提案し、その時に集まったメンバーから、宮崎の未来のために「できることからやってみよう!」という機運が高まり、2015年4月に「宮崎ベースキャンプ」を設立。
  活動の手軽さと継続性から、毎月2回の「まちなか清掃」をスタート。中心市街地のゴミ拾いや公園のベンチ磨きなどを行う。まちなか清掃から地域の課題に気づき、清掃後の「対話」から課題やニーズを明らかにし、地域プロジェクトに繋げている。実際に、月1回の「読み聞かせ」や、みんなで朝ごはんを食べる「朝ごはんプロジェクト」、本を持ち寄ってみんなの本棚をつくる「植本祭」などを実行。また、多世代交流スペース「よってンプラザ」の使い方を考える市民参加のワークショップを開催し、内装の一部もDIYで仕上げた。今年2月には「宮崎を世界一挑戦しやすい街にする」をミッションに掲げる民間団体「宮崎スタートアップバレー」と共催で、プラネタリウムホールで夢を語る「夢プレゼン大会」を開催。本年6月から、学生と社会人が“働くこと”を学ぶジョブカフェも開始した。

アピールポイント

(1)成果・効果

 まちなか清掃(計36回)、月1回の読み聞かせ(計14回/280人参加)、ジョブカフェ(計4回/130人参加)を実施。商店街の方や高校生を中心とした学生、市若手職員、民間企業など多様な人が交流する「場」となり、宮崎の課題や未来を考えるきっかけになっている。高校生がまちづくり団体の組織を計画するなど波及効果を見せている。活動から得られたネットワークや経験は、業務にも良い効果を与えている。

(2)チャレンジ性

 ごみ拾い参加者との対話から、地域の課題を発見し、課題を解決するワークショップを開催。そこから、学生と社会人の対話の場「ジョブカフェ」が生まれた。ジョブカフェ参加者の高校生が、「全国高校生未来会議」の「地域おこしプランコンテスト」で私たちの活動をモチーフにして総務大臣賞を受賞。 「夢プレゼン大会」(約280人参加)は、プラネタリウムを会場とし、公有財産の新たな活用にチャレンジ。そのことが、地元の新聞・テレビ等の報道に加え、全国紙「ソトコト」や「地域づくり」など、市外への発信にも繋がっている。

(3)協働性

 商店街や民間企業の経営者、民間団体など、多様な組織・団体と協働して活動している。 また、慶應義塾大学の保井教授と協働で、学生らも交えて半日対話するワークショップを開催。そこで学んだ手法から、市民が主役になる地域ワークショップを開催。 さらに、活動に参加した若手工務店が木育と木工教室を始めるなど、協働から新たな地域ビジネスを生んでいる。

(4)持続性

 気軽に参加できる「まちなか清掃」を活動の中心に据えることで、常に新しい参加者を取り込み、活動に新鮮さを持たせている。 現在は、イベントや講演を「ペイ・フォワード企画」と位置づけ、参加者から任意で寄付を頂いている。慶應義塾大学の齋藤さんと開催したときには11,970円集まるなど、会費に加えて安定的な活動経費の確保に努めている。今後はクラウドファンディングも企画中。

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