アウォード2016エントリー

活動名

浦崎 太郎 さん(岐阜県)

豊かな学びの共同デザイン(地域資源と教職的技法のリンク推進)

活動概要

地元小学校区で「まちづくり協議会」設立に参画。子どもと大人が一緒につくりあげるイベントを立ち上げる等、社会参画意欲や学力が高まる地域環境とは何かを模索しつつ、実践してきた。別途、行政職員有志とファシリテーション研修を重ね、行政と小中学校との橋渡しを通して総合学習等の充実に貢献。現在は、校外で培った技能や人脈をフル活用し、地方創生と高校キャリア教育を一体的に推進するモデルの確立や普及に尽力している。

きっかけとあゆみ

十数年前、高校教師として学力低下問題の根源を探るうちに、地域の教育力低下やまちづくりの重要性に思いが至り、ファシリテーション技法を習得、地元に飛び込んだ。同じ頃、人事交流で勤務した山間部の中学校でも、ふるさとを担う若者の育成を学校と地域が協働してすすめるNPOの設立に参画。一連の経験を通して、「学習意欲の向上には、外遊びや大人との“共汗&共感”体験を通して、大人や地域に対する一体感を高めることが有効」と気づき、以後、まちづくりと人づくりを一体的に推進できる仕掛けを工夫してきた。
その後、県内公務員有志の会に参加。ある市の職員から「総合学習を活性化したい」と相談を受け、行政・学校・市民団体等による企画組織の立ち上げを支援し、それまでにない魅力的な学習活動を実現。地域の資源と教職的な技法を融合する威力や楽しさを皆で実感した。
一連の経験をもとに、現在は勤務先の高校において、地元自治体・市民団体・市民有志等とともに「まちをよくしようと頑張る大人との出会いや交流を通して自身や地域の将来を描かせるキャリア教育」の確立に尽力。休日は、同様の仕組みを広く普及する全国的な交流母体の運営に勤しんでいる。

アピールポイント

(1)成果・効果

上記の総合学習では、既に企画運営の段階で楽しさを共有できたほか、生徒が学習活動を通して見事に成長していく姿を通して関係性がよくなり、地域の学校に対する、教師の地域に対する当事者意識も高まった。現任校が関わるキャリア教育では、学習意欲や地域貢献意識が飛躍的に高まる生徒も出現。「まちづくりに高校生を迎え入れると地域の持続可能性は向上する」という認識が着実に共有され、昨年度までに、地元が夏休み等に用意する数十種類の地域体験プログラムに、勤務校から1年生全員を送り込む仕組みが稼働するに至った。

(2)チャレンジ性

地域再生や地域の教育力向上に教師が貢献したという事例をほとんど耳にしない中、教師ならではの高い教育力を、地域に飛び込み、地域で発揮してきた点で特筆に価する。

(3)協働性

異質協働は最も得意とするところであり、例えば、子どもが自然に親しめる地域環境をつくる教育的な価値を共同発信するシンポジウムの内容を河川関係者と共同で練り上げた実績をもつ。現在尽力中の例では、自治体(行政・議会)・諸機関・市民団体・企業・市民有志等が高校生と活動を共にするプログラムを提供する地域的な仕組みの確立に寄与してきた。

(4)持続性

残念ながら、学校は多忙であるほか、学校も自治体も人事異動の頻度が高いため、人と人との信頼関係が礎となる連携体制の中核は担い得ず、一連の実践は短命に終わってきた。こうした教訓から、現在の実践では、連携の担い手として、地元在住の適任者を核に専門のNPOを立ち上げ、安定性の向上をはかってきた。また、それでもなお高校と地域の連携体制は弱いため、広域的な研修交流母体も含め、「地域の課題解決に、大学が専門性やマンパワーを投入し、その現場に高校生を迎える」という、高校~大学~地域による三者連携の確立や普及にも努め、見通しをもちつつある。

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